2016-05-20
今日の2時から舛添要一の記者会見があった。全部ではないが一部を見てみた。また、YouTube などでも会見の一部を見たりした。記者の質問に対して、とにかく、「公正なる第三者の精査を待って」という言葉を繰り返すだけである。
あんまり、動揺の気配は見られない。頭はいい人なのだろうと思う。これだけ濃厚な疑惑があっても、言質を取らせないで、慎重な言葉使いをしている。
ところで、都知事の年収は2,600万円だそうだ。それから、退職金として任期の4年ごとに4,300万円もらう。退職金を含めて計算するとだいたい、年平均で3,700万円ぐらいもらえるようだ。それ以外に諸々の手当がつくだろうから、トータルでどれ位になるか。あんまり多いという感じはしない。
舛添は奥さんと子供が2人いる。さらに、愛人が2人いて、その子供が3人いる。かれは3名の女性と5名の子供を養わなければならない。これは大変だ。8名の人間が彼の懐を当てにしている。
いくら印税が入ってきても、講演料が入ってきても、実情は火の車ではないか。石原前知事が、「彼は離婚したりしたので、金がないんだよね」と記者会見で質問に答えていた。なるほど、ちょっと、舛添都知事に同情的になった。必死で金を集めていたのだな。
政治家というものは、金持ちがなるべきだと思う。金持ちがボランティア精神で行えばいいだろうともう。貧しい中で育った人間が権力を手にしたら、自分を抑えきれなくなって、狂ってしまうのだろう。
庶民の心が分かる政治家というのは、貧しかった時代を忘れない心の卑しい政治家につながる危険性がある。理想は、豊かに育って、若い頃から政治とは何かという問題を追及してきた人が望ましい。すると、鳩山由紀夫みたいな人か?うーん、これも違うような気がする。