駒子、長岡、花火その他
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2016-09-03

昨日のブログに川端康成の小説『雪国』のことを書いた。それに付随していろいろなことが連想されてくる。思うままに書いてみたいと思う。

むかし、長岡市にある美術館を訪問したことがあった。あいにく休館日であった。わざわざ遠くから訪問したのにとガッカリした。なんという美術館だったのか、ネットで調べても、長岡現代美術館とか新潟近代美術館などの名前があるが、そんな名前ではなかった。何かの解説書で読んで是非ともと思って訪問したのだ。そんなに有名ではない地味な美術館だったと思う。

その日は、仕方がないので、長岡の街をぶらぶらした。ある公園に行くと、山本五十六元帥の胸像があった。そうこの街は山本五十六の生誕の街であった。そのために、米軍が真珠湾攻撃の仇と長岡を1945年8月1日に大空襲をしたと聞いている。

それから、長岡は花火が有名である。30年ぐらい前に、わざわざ信濃川の河川敷に見にいったことがあった。すごい迫力で十分に堪能した。でもすごい人だかりで、どうやって駐車場を見つけたのかな。

山下清の作品に長岡の花火を描いたものがある。山下清は光景をすべて記憶にとどめ、それを後日再現して絵を描いたそうだ。発達障害であったが、その分、絵画に関する才能は天才であった。今でいうサヴァン症候群にあたるのだと思う。

長岡の花火、山下清
長岡の花火、山下清

長岡から南に下ると湯沢町がある。湯沢町歴史民俗資料館「雪国館」がある。私はその外側まで行ったが、中には入らなかった。知人のある中国人留学生が修士論文に雪国について執筆していた。彼女はその執筆のために、わざわざ越後湯沢の「雪国館」まで行って調べ物をしたそうだ。

彼女は中国の青島出身(大連出身だったかもしれない)であり、なぜか川端康成の雪国に惹かれたようだ。中国語の翻訳も難しいようで、特に性的な部分は原文もほのめかしていて、さらに、その原意を理解して、中国語でもほのめかして訳す必要があり、このあたり難しいそうだ。そんな翻訳の難しさを修士論文で語ったのである。

駒子には実際のモデルがいて、松栄(まつえ)という芸者さんという。また川端康成が実際に泊まった宿「雪国の宿 高半」があって、執筆した部屋も見物できるそうだ(いつかは訪問してみたい)。

さて、1957年に池部良と岸恵子が、葉子役として八千草薫で映画化されて、1965年の映画では、木村功と岩下志麻とが島村と駒子を演じる。加賀まりこが葉子を演じてもいる。それぞれ、見たことはないが、YouTube で断片的に見ることはできる。それぞれDVDを入手したいものだと思った。現代にこの映画を再度撮影しようとしても、主人公たちの動きがあまりないので、若い人には受けないかもしれない。また、このような形での愛を貫くことは若い人の共感を得ずらくなってきているのではないか。映画化はもう無理だろうな。

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