知人の奥さんがなくなる。父母のことを思い出す。
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夜寝ていたら、真夜中に家内から電話があって、知人の奥さんがなくなった、と連絡をしてきた。知人の奥さんの誕生日は今週の金曜日であり、72歳になるのであったが、残念ながら誕生日を迎えることができずに亡くなったのである。病院を見舞った人の話では、知人の奥さんは指先は黒くなっており、足がはれあがり、体のあちこちが痛いと訴えていたそうである。ただ、なくなる直前まで意識はあったようだ。

旦那さんである知人の話では、癌の治療もあと2~300万円ほどあれば、最先端の治療を受けられたそうだ。その金がなかった、と旦那さんは悔しそうに語ったそうだ。その夫婦が入っている保険では、癌の治療には適用されなかったようだ。癌の発覚がわかったのが、昨年の11月であり、化学療法で患部が小さくなってから乳を切断して、その後は回復して、一旦は自宅に戻ることができたと聞く。

しかし、また体の不調を訴えたので、医者に診てもらったら、癌が体の各地に転移していて、半ば絶望的な状態であった、とのこと。旦那さんが涙ながらに語ってくれたそうだ。

葬儀に出たいが、私は職場の仕事が最も忙しい時期であり、家内は子供の世話がある。また遠地なので、かなりの費用もかかる。子供の授業料で金策に苦労している時期であり、参加は無理かな、という話を家内にした。家内は不満そうに電話を切った。


それから夢を見た。今はなき父母の夢なのだ。母が夢の中で私と妹の小さな頃の話をしてくれた。「お前たちが可愛らしい頃だ。だが、事情があって、ある人(多分、祖父母)にしばらく預けたのだ」「ふとお前の姿が見えなくなっていたら、その家の2階にちゃっかりとあがり込んでいた」などと、夢の中で母はいろいろな話をしてくれた。「可愛い」という言葉を何回も発して、自分たちを母と父は貧乏ながらも一生懸命育ててくれたことが思い出されて、心にしみた。

夢の中では脈絡はないのだが、父も出てきて、私がよく通った食堂の三階に父が下宿していた、と話をしてくれた。その写真を見せてくれて、いろいろな思い出話をしてくれた。

時々、夢の中で父母が現れる。たいてい老いた姿であり、自分は夢の中でも、「父母がまだ生きていた、よかった。これから親孝行をしなければ」と考えたりする。そんな時に、ふと目覚めると、父も母ももういないのだな、と、ため息をつく。

不思議な縁で父母の子供として、この世に生まれ出て、不思議な縁で家内と出会い、不思議な縁で二人の息子と出会うことができた。自分という人間の「意識」があって、その意識はあと10年ぐらいで消える可能性が高いのだが、とにかく、この世に生まれ出てきたという縁を大事にしなければと考えた。残り少ない日々を大事に、そして不思議な縁で家族となった家内と息子たちのために働いていかなければならない、と考えたりした。

なんだか、普通は目覚めてもすぐにまた眠り込むのだが、今日はいろいろなことを考えて、いま3時頃だが、ブログを書いている次第である。これから一眠りしよう。

縁のあった人々
縁のあった人々