2016-09-17

自分は老後破産するのではないか心配で、計算をしている。これから2年半が山場である。大学生の二人の子供の学費が重くのしかかかる。二人の子供は国立大学に行っている。それで、それぞれが半年ごとに、267,900円かかる。つまり、もうじき後期の授業料を払う必要があるので、合計で535,800円かかるのだ。私立大学よりは授業料は安いのだが、でも、その金策に頭が痛い。

自分は10年ほど前に長く働いた職場を辞めた時にある程度の退職金をもらった。それでローンの残りを一括返済した。次に働いた職場の退職金は少なくてそれも傷んだ家の改修に数百万かかってしまった。つまり手持ちの金がかなり減ったのである。

この数年は子供たちに、いくらかかるか計算しながらやりくりをして来た。この535,800円は何とかやりくりはつくのだが、来年以降の計算はどうなるか。

長男は来年の3月で卒業する。会社勤めとなるのだが、当初のアパート代と生活費は補助しなければならないだろう。30万ぐらい準備しておく必要がある。だが、とにかく、それで完全に巣立ち、金線的な負担はそれ以降はない。

問題は次男だ。次男は来年で3年生になる。それから2年間の授業料で1,071,600円を用意しておく必要がある。今、私は自分の職場近くに単身赴任しているが、来年は家内が私に合流するので、次男は一人暮らしになる。毎月の生活費としてアパート代を含めて10万ぐらい用意すればいいようだ。2年分で240万円である。そして、次男が卒業して会社勤めになると、当初の生活費などで30万ほどを予定している。

来年以降の見込みとして、合計で30万+107万+240万+30万=407万である。貯金を家のローンや改修で使ってしまった自分としては、ギリギリセーフか?家族の一人が病気でもしたら万事休すだ。毎日祈るような気持ちで家族の健康問題を考えている。

問題は、自分の今の年金額+嘱託の給料の合計では毎月の収支は赤字であることだ。毎月少ない貯金を取り崩している。来年になると、介護保険の金額や住民税がかなり減額されると思う。そして、年金の支給額も増えるのではと期待している。それで、とにかく毎月の収支をプラスにしたいと思う。でも、それができなくなると、老後破産だ。

これからの2年半はかなりの緊張感を持って生きていかなくてはいけない。無駄金は使えない。子供の大学を卒業させることに資源を集中していきたいと思う。


ちなみに、私立大学はどれくらいか、調べてみた。早稲田大学だと政治経済学部で秋学期で554,250円である。私立大学は2倍ぐらいの授業料だ。これが理系の学部だと782,500円(建築学科)である。もしも自分の子供たちが東京の私立の大学に入っていたとしたら、仕送りに毎月10万円で半年で60万円かかる。そしたら、半期で毎回110万〜140万円ほど準備しなければならないのだ。

自分には、到底これだけの資金を用意することはできなかった。東京の私立大学に子供を通わせている人はすごいな、と感心する。

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