このところ、大臣の失言が目立つ。稲田防衛大臣が「自衛隊として投票をお願いする」と言ったので罷免に値すると野党からの要求がでている。

今村復興大臣は「震災が東京で起こらなくてよかった」と一言、余計なことを言ったので、罷免されてしまった。

「綸言汗の如し(りんげんあせのごとし)」という諺がある。偉い人が(この場合は、皇帝が)一旦発した言葉(綸言)は取り消したり訂正することができないという中国歴史上の格言がある。

記者会見なども大変である。記者は大臣からの失言を引き出して、新聞の大見出しにして、新聞の売り上げを伸ばしたいと考える。わざと引っかけの質問をしたりする。すると、その罠に陥らないようにと大臣達は、ゆっくりと、のらりくらりと言質をつかませないように答えてゆく。

有名な芸能人も最近は Twitter やブログを始めている。ちょっと口が滑るというか、変なことを述べると、たちまち炎上してしまう。

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とにかく、有名人は大変だ。有名税である。何かあるといろいろと言われる。海老蔵が奥さんがなくなってからも、海老蔵が頻繁にブログを更新していると非難している人がいる。奥さんがなくなったので、悲しみにうちひしがれてブログなど更新する余裕がないはずだ、という理屈だ。

海老蔵が再婚でもしたら、これは大騒ぎになるだろう。3年以内に再婚したら、これは非難の声を上げる声が多いだろうな。仮に、1年経たないうちに、再婚する予定などと言ったら、一周忌も経っていないのにけしからん、との声が上がるあろう。3年ぐらい経ってからならば、仕方がないだろう、との意見が大多数だろう。

自分は、誰が再婚しようがしまいが関係ないと思うのだが、有名人は注目の的である。自分は窮屈な人生だなと思ってしまう。自分のように、無名の人物で、金はないけれども、この方が気楽でいいやと思う。