2015-09-20

医者をしている友人と酒を飲みながらいろいろなことを語り合った。最近厚生労働者の締め付けが厳しいとの話である。以前は200床ほどであったが、厚労省の指導で廊下は何々の広さ、病室はこれこれの施設などと指導があって、それを110床に減らした。しかし、それも今度70床に減らすそうである。

以前は治療型の病院であったが、4,5年ほど前に、看取り病院(医療型療養病院)に変えたそうである。厚労省の方針が医療費の圧縮であり、下手に身寄りのない人を引き受けると治療費を取れなくて、大損をするので、患者の選択は慎重にしているという。ある病院から患者を紹介されて引き受けたが、その時にすでに治療費の滞納があって、トランプのババをつかんだようで、まったく治療費の支払いがなくて困ったという。

政府はとにかく介護は家庭で見るようにという方針で、胃瘻や痰の吸引も自宅でという方針を強めるという。そんなことは介護する家族の立場からは大変難しいように思える。

(話は次回に続く)