○
昨日は勤務先でパーティがあった。新しく入ってきた人々の歓送迎会であった。最初に幹部の方々の挨拶があり、それぞれが新元号である令和に触れながら、上手に話をまとめていた。流石に話慣れていた人のスピーチは上手だと感心した。
乾杯の音頭の後、皆が中央のテーブルのところにある料理を取りにゆく。この日はビュッフェ形式のパーティであった。ビールを飲む人がいたが、私は車で運転してきているのでウーロン茶を飲む。
仲間たちと話していたら、視界に違和感があった。左上がギザギザして光って形が歪んで見える。最近は数ヶ月前に起こった。このところ数回ほど経験している。軽い吐きけが起こる場合もあったが、この日は吐き気はなかった。
それで、とにかく自宅に戻ることにした。こっそりとパーティを抜けて、車を運転しながら家に戻る。運転しているときは、これが脳梗塞の初期徴候で、運転中に発作を起こしたりしたらどうしようかと心配であった。
しかし、自宅に戻ると違和感はなくなり、視界のギザギザも治った。しかし、気持ちが悪いので早々に床についた。
今、真夜中である。目が覚めたのでブログに書いている。この症状は治まったとは言え心配である。ネットで、「視界」「ギザギザ」と語を入れて検索する。そうすると、「閃輝暗点」という語が検索できた。その説明を読むとまさしく自分の症状に当てはまる。詳しく読んでみた。次はWikipediaからの引用である。
まず、視覚障害が起きる。突然、視野の真中あたりに、まるで太陽を直接目にした後の残像のようなキラキラした点が現れる。視界の一部がゆらゆら動きだし、物がゆがんで見えたり、目の前が真っ暗になったり、見えづらくなる。その後、みるみるうちに点は拡大していく。ドーナツ状にキラキラと光るギザギザしたガラス片や、ノコギリのふちのようなもの、あるいはジグザグ光線のような幾何学模様が稲妻のようにチカチカしながら光の波が視界の隅に広がっていく。これは無数の光り輝く歯車のような点が集まり回転しているようでもあり、視界の大部分が見えなくなることもある。これらの視覚的症状は短時間に進行する。そしてこの閃光と暗点は5分から40分ぐらいで広がって、視野の外に出て消えていく。この症状は目を閉じていても起きる。症状が治まった後、引き続いて片頭痛が始まる場合が多い。
本当にこの通りなのである。5年ぐらい前に初めてこの症状が現れたときはびっくりした。視界全体が歪んでどうなるか、と思った。その時は軽い吐き気もした。横になっていたら1時間ほどで治った。それ以来、今までに5,6回はそんな経験をしてきた。でも、最初の時の症状はひどかったが、それ以降は比較的に軽い症状で済んでいる。原因は以下のようにあった。
眼球の異常ではなく、ストレスがたまり、ホッとしたときにこの症状に見舞われることが多い。片頭痛の原因は、頭の血管が何らかの誘因で収縮し、その後異常に拡張すると共に血管壁に炎症・浮腫をおこすためと言われている。閃輝暗点が起こる原因は、脳の視覚野の血管が収縮し、一時的に血の流れが変化するためと考えられている。チョコレートやワインの飲食でなりやすいと言われている。
眼球の異常ではないそうだ。自分は最近ネットをよく見ているので、それが原因かと思っていたが、そうではなくて、脳の血管の収縮と関係するようだ。脳の視覚野の血管が収縮して血の流れが変化するのか。ふむふむ。
自分が一番心配していたのは、脳梗塞や脳卒中の初期症状ではないかということだ。でもそうではなさそうだ。気になるのは若い人に多い病気で年をとると治ってゆくとある部分だ。自分のように老齢になってから始まるのは稀なのか。