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数ヶ月前から家内は朝起きるとめまいがすると言っている。また、寝床に入るとまた目が回るそうだ。時には頭の中がくるくる回るようだと言っている。頭の位置を急に上げたり下げたりするときに、その症状は起こるようだ。
自分は、昔、朝方になると頭が痛くなるので、どうしたのかと調べたことがあった。何かの本に、「朝になると頭の中の酸素が不足するので深呼吸をするといい」と書いてあったので、その通りにしたことがあった。そしたら、痛みが軽減したことがあった。
家内にもそんな話をして、家内も深呼吸を何回もやってみた。すると、確かにめまいが軽減するそうだ。どうやら、頭に行く酸素の量が不足しているようだ。たぶん、血圧の関係か。それで、家内の血圧を測ると、高血圧気味の自分と比べると、かなり低い。しかし、素人があれこれ言っていても仕方がないので、一度健康診断を受けることにした。
自分の職場では、家族が無料で受けられる健康診察券を年に一回発行している。それを利用することにした。その健康診察券が利用できる病院は少ないのだが、自分の現住所から車で25分ぐらいのところにあった。先日、予約をしておいたので、今日の朝に家内を連れて行く予定だ。
とにかく、何もなければいいのだが。家内は、親戚の人の看病で数ヶ月忙しかったので、体調を壊したのかなとも思っている。あるいは寒さのせいで体調を壊したのかもしれない。
家内は50代の半ばの年齢である。基本的には健康であり、風邪なども滅多なことでひいたりしない。私は60代の半ばの年齢で、世間的には初老という段階である。こんなとき、夫婦の一方が倒れてしまうと大変なことになる。昨日読んでいた『老後破産』という本では、(1)夫婦の一方が倒れた。(2)自営業で厚生年金をかけていなかった。(3)脳梗塞などの大病をした。(4)頼れる家族がいない。などが原因で老後破産に至った事例がたくさんあった。
自分の年齢になると、確かに不安になる。そして、「将来、何々をして楽しもう」という考えはもう甘いのである。将来は無いかもしれない。明日は脳卒中で倒れて身動きができなくなるのかもしれない。そんなことを覚悟して毎日を過ごすのである。すると「今、この瞬間に楽しむのだ」という考えに変えないといけない。そんなことを考えながら、昨晩は温めた焼酎をじっくりと味わっていた。
今は真夜中の1時だ。疲れたのでそろそろ寝床につくが、朝の検診は何も問題がなければいいのだが。