カバノー氏の性的暴行疑惑と上院での承認
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アメリカでは、高等裁判所の判事であるカバノー氏の最高裁判事への承認を巡って大騒ぎになっている。トランプ大統領は、空席となった最高裁判所の判事として、ブレット・カバノー(Brett Kavanaugh)氏を指名した。このあと、上院で承認されると正式に最高裁の判事となる。

カバノー氏は保守派であり、民主党支持派の間では反対の声が高かった。しかし、カバノー氏の指名の可能性が高いと思われていた。そこに突然、フォード教授が1982年(今から、36年前)の高校のパーティでカバノー氏から性的暴行を受けたと告発をしたのだ。

そこで、アメリカでは大騒ぎになった。女性陣から最高裁の判事として不適任であるとして、承認しないようとの声が高まった。

そして、上院の公聴会が行われて、双方が証言をして、その後採決が行われた。結果は賛成50票、反対は48票であった。僅差で承認されたのである。

さて、私はこの事件について詳しいことは知らないし、どちらの主張が正しいのか分からない。ただ、アメリカ人の間で交わされるTwitter を読んでいると、次のことを知った。

それは、カバノー氏が上院の公聴会で証言する時は、彼の後ろには、心配そうな顔をした両親、妻、子供達、高校時代の同級生、同僚たちが並んでいるのである。彼らはカバノー氏の方を心配そうに見つめている。

一方のフォード教授の証言の時には、後ろに並んでいるのは、ハリーウッドのスター(Hollywood actors)、政治的活動家(political activists)であり、家族や友人たちの姿は見えないということであった。

彼女の夫でさえも、姿を見せないので、彼女の告発は近しい人たちからは応援を受けていないのだな、という印象を一般の人に与えてしまった。

Twitter で交わされる内容を読んでみると、この点に関して何故かという疑問が呈されていた。本来ならば、フォード氏の応援に回りそうな女性たちでも、首を傾げていたようだ。この辺りがガバノー氏の勝利の原因だと思う。

いずれにしても最高裁判所の判事の職は重要である。大統領が指名して上院が審議して指名を承認するかどうか投票する制度は民主的であると思う。日本では、任命された後の最初の衆議院選挙の時に、国民審査を受ける。我々は最高裁判所の判事は誰であるか知らないし、選挙の時は特に関心がないので、簡単に投票用紙に丸をつけてしまう。つまり日本では、国民審査の制度は有名無実なのである。

そんなことで、少なくとも最高裁判所の裁判官の任命の方法はアメリカがはるかに民主的だと思うのだ。

ガバノー氏と家族