このところ、親戚・知人(二人)の訃報を立て続けて聞いたので、ちょっと動揺している。一人は自分よりも若くて、一人は数年歳を取っている。とにかく、自分と同年代と言っていいだろう。

自分は60代の後半だが、まだ職を持っている。嘱託という形だが、それでも平日は働く場所がある。すると、平日に考えることは仕事に関することなので、土日は仕事がない日なのでホッとして楽しめる。

完全リタイアして毎日が暇になったらどうなるのか。楽しいのか、それとも退屈で仕方がなくなるのか。あと、数年後には完全リタイアとなるから、その時に分かるだろう。

自分の将来のことを考え始めるだろう。しかし、自分の将来なんて何の展望もない話だ。完全リタイアしたら、終活のことしか考えることはなくなるのか。その意味では、仕事があることは気持ちをこの世に結びつけてくれることなので感謝すべきことだろう。

いや、そろそろ終活の準備を始めるべきか。まだ早い気もする。友人たちとよく終活の話をするが、双方とも、まだ冗談混じりで、そんなに身に迫った切実なこととは考えていない。だが、だんだんと冗談ごとではない年齢に近づいてきた。

終活だが、具体的には以下のことだろう。

  • 実家と自宅の不用品を断捨離する。昔の手紙や葉書を処分する。
  • 不要なクレジットカードや銀行口座を閉じる。
  • 自分の葬式のお金を貯める。(現在は貯金が完全に底をついた)
  • 実家と自宅を子供達に渡す前に、きちんとリフォームして使いやすいようにしておく。

そんなところか。死んでしまえばどうでもいいではないか。後のことは次の人たちが心配するのだと思うこともあるが、やはりきちんとした形で後始末をしたい気がする。

しかし、時の経つのは早いな。親父が亡くなったのは、15年ほど前、お袋は5年ほど前だ。ついこのあいだのことのようだ。まだ三回忌などの供養をしていないのだ。金がないのだ。子供の教育費に徹底的に集中した。それはそれで良かったと思う。

供養を指定なので、親戚から笑われているとも思うが、笑う親戚も鬼籍に入る者が増えてきている。昨年は妹の一家を呼んで簡単な墓参りをした。

  • 両親の正式の供養をする。

これも自分が行うべき終活の一つだろう。