映画『君の名は』3部作の第1部を見始めている。これはアニメの『君の名は』とはまったく別物である。昭和の『君の名は』方は内容が重くてなんだか見るのが辛い。

戦争を行った日本人、今から判断すると、何であんな馬鹿なことをしたのかと呆れるのだが、その当時の得られる情報が限られていた庶民にとっては、ただただ、お国のため、と信じて戦っていたのだ。この話は、空襲下の昭和20年5月24日に出会った男女が名前を告げずに、半年後の11月24日に数寄屋橋のところで会おうと約束するのだ。ただ、それはストーリーのお約束事であるが、会えない。二人ともなぜか互いが運命の人であるように感じたのだ。そして、佐渡に戻った女に縁談の話が持ち込まれて、というところまで見た。

当時の東京の光景は、自分の幼児期の光景とダブって懐かしい。夏は団扇を扇いで涼を取ったり、冬はコタツにはいって、と何から何まで現代とは異なる。その当時は、それが当たり前だと思っていたから、苦にしなかったが、現代人が突然、そのような生活の中に投げ込まれたら、身動きできなくなるだろう、などのことを考えながら視聴している。