鈴虫寺の方へ散歩する。
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2016-05-08

連休最後の今日は自宅の周りを散歩した。それから、少し足を伸ばして、鈴虫寺の方向に向かう。途中に大きな古い木があった。そこには石碑があって、「千歳おば静かにおわす椋の木よ 松尾の谷の道標かな」との歌が刻まれていた。ここは、昔は松尾の谷と言われていたのか!と感慨無量になる。今はすっかり住宅街になってしまい。やや興ざめだ。ネットで調べるとこの古い木は樹齢500年だそうだ。(誰の句かネットで調べても分からない。この松尾の谷がこんもりとした緑の時代の歌だからかなり古い歌だろうと推測はつくのだが)

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500年前というと、織田信長や豊臣秀吉が天下とりをしていた時代か。この辺りも大いに変化しただろう。この古木が何を目撃をしたのか興味津々だ。

さて、やや坂道になった道を登っていく。この道を京都バスが頻繁に通り抜ける。鈴虫寺・苔寺に行く観光客を運ぶバスのようだ。連休最後の日で、バスの乗客はあまりいない。

鈴虫寺の入り口に到達する。ここで幾つか写真を撮る。

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ここから、急な階段を登っていく。この鈴虫寺は恋愛の願いを叶えてくれる寺として有名だそうだ。そのために若い女性がこの寺をよく訪れると聞く。

今日はカップルの訪問者が多かった。そんな中で、私は一人、初老の男がその中を歩いて行くと、いかにも場違いな感じがする。そんなことは気にしないで階段を登って行く。

すると、鈴虫寺の入り口がある。なにやら人々が行列を作っている。この寺は参拝すると住職の説教を40分ほど聞く必要があるそうだ。そのために、待っている人の行列だ。

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参拝料は500円のようだ。私は特に待つこともないなと判断した。またの機会にしようとした。とにかく、自宅から歩いていける距離にあるので、その気になれば、いつでも来れると判断したのだ。でも、本当はなかなか次の機会はこないので、自分は我慢して行列に並んで中を見ればいいのだろうが、地元の人はそんなことで有名な寺社を見る機会を失ってしまうのだろう。

下に降りて、苔寺の方向に歩く。すでに新たに住宅が建ち始めており、このあたりは、深山という雰囲気がなくなりつつある。苔寺の前を流れる小川もコンクリートで固められた川であり、もはや小動物が棲むことはできないのである。

自然と歴史を守ってきたこの地域も次第に崩れていくようで、心が重くなった。京都でも守るべき地域はきちんと守っていかないと将来は日本のどこにでもある建売住宅街と変わらなくなる。

なお、このあたりに池野大雅の美術館があると聞いたので探したが見つからない。帰ってからネットで調べると3年前に閉館したそうだ。何だ、閉館の前に訪問しておくべきだったと自分は悔やむ。現在は京都文化博物館に移されたそうだ。しかし、これでは特別展の時しか見ることができない)

さて、帰りに鈴虫寺の入り口の標識を眺めた。鈴虫寺の英訳だが、Temple of Cricet とある。これはTemple of Cricket ではないか。誰も気づいていないようだが、早く修正されることを望む。

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