2016-05-18
舛添都知事だが、図太い人なので、けっこう持つかと思っていた。しかし、文春が次から次と疑惑を見つけてくるので、これは持たないかなと思うようになってきた。
今週号(5月26日号)の文春の記事は、「舛添「汚れた都知事選」400万円ネコババ」である。要は税金が原資である政治資金を私用に用いたという疑惑である。そして、文春の広告に登場する舛添の写真は最も醜悪な写真を選んでいる(文春も人が悪い)。文春からはこれでもか、これでもかという集中砲火を浴びせかける。
舛添はそもそも一匹狼型で、どこの派閥にも所属しない議員であった。それがプラスに作用する場合もあれば、マイナスに作用する場合もある。今回のような事件が起これば、どこも舛添を真剣に守る党や組織はない。
その意味では、文春も安心して叩けるのだ。
確かに舛添はセコイ。彼の金銭感覚では、すべて公金で利用できるものはすべて利用しようとしている。
ただ、他の知事と比べて舛添の行為がずば抜けて悪質なのかどうか知りたい。そして、彼が国会議員だったときの金の使い方が同僚の議員達と比べてどの程度悪質なのか知りたい。
文春や新潮なども知事全員(あるいは政治家全員)の金の使い方という視点からこの問題を追及してほしい。舛添だけを調べるのはバランス感覚が欠如している。そして、彼の金の使い方が途方もなく悪質だったら、辞任になるであろう。そして新しい知事が選ばれる。
橋下徹でも立候補しないかな。あるいはホリエモンにでも知事になってもらったら。でも、個性の強い人はたいていは失敗するのだ。政治家に救世主を求めようとするのは避けた方がいい。確実に一つの仕事をこなしてくれる人でよい。
4年に一回、新しい知事が誕生する。そして一つの仕事だけ、自分の得意な仕事だけをこなす。たとえば、防災対策、地下鉄の整備、羽田空港の整備、住宅問題、などなど。一つの仕事だけでいいと思う。一知事一仕事だ。ただ、それを立派にこなして次の人に引き継げばいいだろう。
次の知事の仕事は、オリンピックか。橋下徹に向いた仕事かな。