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多くの人は自分と同じだと思うが、自分は人から金を借りると忘れがちになる。あるとき、食事の時だが、財布を忘れて、同僚から500円借りたのだが、金額が少額だったこともあり数週間忘れていた。ある日、突然、同僚から請求されて、あわてて支払ったのだ。500円の金額でも気まずい思いをしたことがあった。

借りた方にとっては500円は少額だが、貸した方は500円は大金だ。それ以来、自分は金を借りたら手帳に記録して、できるだけ早く返すようにしている。逆のケース、金を貸す事態になったら、少額だと返ってこないかもしれないと覚悟を決めて貸している。

貸す金が大金だと、自分はどうするか。できるだけ、そんな状況にならないように、金を無心してきそうな人には近寄らないようにしている。

今度、引っ越し関係で18,000円払わなくてはいけない。ふと金額を手帳で確認したら、28,000円であった。借金や支払うべき金額は少なく記憶してしまう。

ところが、逆に自分が貸した金だと多めに記憶してしまう。金を貸したことは決して忘れない。もらえるものは多めに計算する。嘱託の仕事でまとまった金が入りそうだと期待していると、予想より少なくて拍子抜けのこともある。

年金の計算でも自分でおこなうと、多めになり、実際の受け取りはかなり少なくてガッカリしてしまう。それだけ、金銭的に苦しいのだ。

むかし、独身の頃は、給料日など気にしなかった。財布の中の金が少なくなると、ATMに行って3万円ほどおろす。ただ、それだけだ。貯金通帳の金額が次第に増えていくので、時々まとめて定期貯金にしたりした。

結婚してからは、さらに子どもが大きくなってからは、財政的にはピンチが続く。子どもたちはじっとはしていない。学用品、修学旅行、教科書代、塾通い、などなど。さらに育ち盛りなので、たくさん食べる。

でも、考え方だが、これらは有効な金の使い方であった。子育ては基本的には楽しいことだ。特に二人とも親思いのいい子だったので、よかった。子育ては最高の贅沢であるが、お金を使ったことは無駄ではない。おそらく、親御さん達のほとんどが同じような感想をいだいていると思うが。

自分は両親が生きていた頃、時々金を借りた。返すこともあったが、忘れることも多かったようにも思う。両親は「返せ」とは言わなかった。「余裕が出てきたら、返してくれ」と言うだけだった。

家を買うときは、頭金として大金を渡してくれた。ありがたい。息子達二人が巣立ちつつあるが、ふと両親から受けた恩を思い出した。息子達に金を使うことが亡き両親に対する親孝行だ、とも思っている。

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WerbeFabrik / Pixabay