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今日は年金の支給日だ。正直言って、嬉しい。年金は二ヶ月に一回の支給だ。偶数月に支給となる。そのために、奇数月は何も支給はない。これが実は問題だ。サラリーマン時代が長かったので、毎月の支給に慣れている。年金生活になっても、偶数月ごとの支給が毎月の支給のような感覚になってしまう。そのために、支給日直後は金の使い方が荒くなる。
今日は家内と外食することになっている。年金支給日なので、ちょっと豪勢に過ごしたいということだ。でも、よく考えたら、毎月かつかつの財政状態なのである。本当は豪遊する余裕はないのだ。今、お金を使ってしまったら、奇数月に苦しむことになる。そんなことはわかっているが、まあ、なるようになるだろうと、今晩は豪勢にお金を使うことにする。
私も家内も現在は健康である。貯金はほとんどない。どちらかが病気になったら、破産だという恐怖は常に持っている。少しでも貯金しなければと思う。だが、残り少ない人生、お金を使って楽しむのだ、と思ったりもする。
さて、郵便局に行く。ATMの前にはたくさんの老人が並んでいる。どうも、年金を引き落とす目的のようだ。この郵便局はATMが一台しかないので、一人が複数の操作をすると、たちどころに長蛇の列となる。でも、しばらく、並んでいたら私の番になった。ATMで印字された貯金通帳を見ると、ちゃんと年金が支払われている。とにかく、年金を死ぬまでいただけるというこの制度はありがたいと思う。
実は、年金支給日は郵便局はプレゼントをくれる。これは他の金融機関も行っていると思うが、私はこれが実は楽しみである。
今日もらったのは、フライドチキンである。ちょっとがっかりか。でも、とにかく、何もないよりはいい。このフライドチキンだが、油があって老人の健康には悪そうだなとも思う。これは私は食べないで、若い人に渡してもいいかなと思ったりする。12月の時のプレゼントはソバセットだったのだが、それはありがたかったな、とも思う。
話は変わるが、私は携帯電話はソフトバンクなので、恒例の金曜日のクーポンのプレゼントがある。送付されたメールに貼り付けてあるクーポンを吉野屋に行って見せると無料で牛丼の並がもらえるのだ。しかし、残念ながら、この近くには吉野屋はない。わざわざ、そのために遠くの吉野屋に行くのは面倒くさい。今回は、吉野屋の牛丼は諦めることにしよう。