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黒川前東京高検検事長が賭け麻雀を行っていたということで訓告処分を受けて辞職をしたというニュースが飛び込んできた。
賭け麻雀を行って辞職ということだが、私は非常に厳しい処置だと思う。私自身は学生時代や20代の会社員のころはよく麻雀を行っていた。何百回か何千回か、回数は分からない。毎回、お金は賭けていた。金額は少なくて、せいぜい、点ピン(1000点を100円と換算する)で賭けていた。大負けで、3万点ぐらい負けると3000円ほど支払うことになる。30代以降は忙しくなって麻雀は行わなくなった。
暴力団が絡む麻雀では、金額が高額になり、一回で数百万円ぐらいが行き来すると聞いたことがある。これくらいの金額になると警察も動くのだろう。しかし、今回の黒川検事長が行っていた麻雀は金額的にあまりにしょぼすぎると感じる。
黒川氏はの定年延長は、検察庁を支配しようとする政権の動きの一つだと言われてきた。この定年延長には、疑惑がうずまき、おかげで国家公務員の定年延長法案まで、今国会は見送りとなった。廃案になってしまう可能性も高いようだ。
コロナのこの時期、4名で麻雀を行っていた人々はたくさんいただろう。4名で集まって、おそらくマスクはしていないだろうから、三密だと言えば言えないこともない。ただ、辞職するほどの重大なことではない。
黒川氏への処分に関するアンケートを見れば、懲戒解雇に値する、という人もいるようだ。反政府側の人々の意見だろう。政権の守り神になりそうな人であったので、徹底的につぶしておこうと考えたのだろう。
黒川氏が検事総長になるのが不適任ということならば、もっと根本的なところで議論すればと思うだ。でも、こんなしょむないことで足をすくうことばかりしていたら、役人たちの考えは内向きになっていくだけだ。在任中は、足をすくわれないように考えるだけだ。新しいことをするよりも、旧来のことを守って失点を出さないようにと考えるだけだ。これが日本の文化か。