先月はNetflixで一ヶ月ほど楽しんだ。月間契約ではなくて、カードを購入してそのパスワードを打ち込んで一ヶ月だけ視聴した。非常に楽しめた。ところで、数日前にカードの期限が来てしまった。Netflixの契約をしても良いのだが、他の配信サービスも経験してみたいと考えて今はHuluを視聴している。

どちらがいいのか。結論的に言うと、現時点では両方とも同じだ。人によっては、アニメを中心に見るとか韓流ドラマを見たいとか興味が定まっている。我が家は外国映画を見ることが第一希望だ。その視点からするとNetflixもHuluも変わらない。レパートリーは同じかなと感じる。

さて、今は毎日、ギャングが出てくる映画、とりわけアメリカのアクション映画ばかり見ていると、ワンパターンで飽きてくる。スーパーマンみたいなヒーローが主人公だ。そこに女性の相棒がいる。その相棒は必ず若くて美しい女性だ。巨悪と戦う中で、その美しい相棒は人質になる。そして、対決の場面では、悪漢が相棒に銃をつけて、ヒーローに「銃を捨てろ、捨てないと相棒を殺すぞ」と言う。すると、必ず、ヒーローは銃を置いて、手を上げる。「彼女を解放しろ」と叫ぶ。対決の場面だが、必ず何かラッキーなことが起こって、ヒーローは悪者を打ち破る。大体がそんな筋書きだ。

初めのいくつかのストーリーは楽しめたが、だんだんと飽きてきた。このところ、毎日、似たようなストーリーを2、3本見ていると、だんだんと苦痛になってきた。今は、SFやファンタジーものを見るようにしている。できるだけ様々な分野のものを視聴しようとしているのだ。

さて、自分が高校生の頃と比較する。50年ほど前は、映画を見ることが今ほど簡単ではなかった。映画館にゆく。そして銀幕の中の世界に浸りきる。その当時は、どの映画も面白かった。

今は簡単に映画を観れる。選択は自宅で配信されたビデオを見るか、実際に映画館にゆくかだ。映画館は確かに臨場感は高まるが、最初の30分のコマーシャルが苦痛で仕方がない。あの、馬鹿馬鹿しい時間をどうにかしてくれと思う。自宅ならば、すぐに配信される。トイレにゆくために途中でストップもできる。今はテレビの画面も大きくなって、そこそこの迫力を楽しめる。自宅で配信サービスを利用する方に軍配は上がるかな。

昔はどうだったか。不便だったな。今の時代に生まれたかった、と思ったりもする。こんなに映画を見るのが簡単になるとは思わなかった。これでは、ビデオレンタル業もおしまいなだ、と思う。本屋さんも電子書籍の登場で、青息吐息ではないか。でも、50年前の紙の書籍の感動、薄暗い映画館で見た青春映画、それはそれで良かったと思う。昔を懐かしみながら、時代の流れをしみじみ感じるのだ。