『バクマン』を見た。これは面白い。二人の高校生(佐藤健と神木隆之介が演じる)が漫画家を目指してコンビを組む。ジャンプの編集部に持ち込みをして、山田孝之演じる編集者と知り合う。賞を目指して、さらに連載を任されるようになってから、読者投票の結果に一喜一憂してゆく。また、高校の同級生の「あづき」(小松菜奈演じる)と佐藤健は互いを意識し合うまで行くが、恋人まではいかない。

漫画家になるための努力や漫画同士の競争の激しさに驚かされた。漫画を描くのは趣味の延長上で作家たちは楽しんでいるのだろうと考えたら大間違いだ。どの分野も競争相手がいて、壮烈な戦いがある。

この映画は漫画を実写化したものだ。原作はたくさんの話が入り込んでいて、原作に親しんだ人からは、切り過ぎだと不満が出るようだ。でも映画は2時間という制約があり、これは仕方がないだろう。ところで、自分は原作の漫画も読みたくなった。

佐藤健と神木隆之介

『陽だまりの彼女』を見た。途中まではほんわかして興味深く見ていた。でも、後半はファンタジーとなり、これは何だ、と思ってしまった。現実の話として進むのが前半で、後半はファンタジーとなってくる。これは映画の約束事として反則ではと思う。ただ、前半のお話が面白かったので、70点ぐらいはつけたい。

転校してきた女の子(上野樹里が演じる)がいじめられているのを、主人公(松本潤が演じる)が助けたことから、二人は仲良くなる。そして、何年かして再開して二人は付き合うようになる。そのあたりはいいのだが、最後の方はよく分からない。原作はどうなっているのか。

このところ、いくつか映画を見ているが、どれも途中で離脱だ。『脳男』『電王』『ラーメン食いてえ』『とんび』『ORANGE』『狼少女と黒王子』『モテキ』は、途中でストップだ。最後まで見ることができた映画は、自分的には、素晴らしい映画となる。