2016-08-04

昨日、息子からラインで連絡があった。海外に行くビザ取得のために、60万円以上の貯金があることを示す残高証明書が必要なので、息子の口座に60万円を振り込んで欲しいとの話だ。そしてビザが取れたら、その金額は返金すると言ってきた。

急に言われても思いながら、なんとか息子のために動こうとする。自分は今は岐阜県にいる。息子の口座は三菱東京UFJ銀行の口座だ。自分のお金は京都中央信用金庫に預けてある。

手数料をあまり払いたくないので、同じ信用金庫同士ならば若干安いのではと思い、岐阜信用金庫のATMに向かう。そこに、京都中央信用金庫のキャッシュカードを入れて、それで三菱東京UFJ銀行に振り込みをしようとする。(話は変わるが、この「三菱東京UFJ銀行」という複雑な名前は何とかしてくれ、覚えづらいし、文字の形もバランスが悪い。簡単に「ダイヤ銀行」ぐらいの名称でいいのではないか)

振り込み金額を60万円としてボタンを押すと、「京都中央信用金庫の事情で送金できない」とある。おそらく送金限度額を超えたのだろうと思い、30万円でボタンを押すと送金できたとの表示が出た。もう一回30万円を送金しようとすると、再び「京都中央信用金庫の事情で送金できない」と表示される。なお、送金手数料は信用金庫同士なので、ちょっと安いのか、540円であった。

息子は急いでいるようなので、家内に電話して、へそくりから30万円を息子の口座に振り込むように伝えると、しぶしぶだがOKの返事をもらう。それで、なんとか、息子の三菱東京UFJ銀行の口座には60万円が入って、残高証明書が入手できそうだ。


後ほどネットで調べると、京都中央信用金庫の1日あたりの引き下ろし・振替限度額は50万円のようだ。また、インターネットバンキングでは、10万円が限度額だ。ただし、ワンタイムパスワードを使うとその金額は増やすことができる。でも、ワンタイムパスワードはとても面倒くさい。

おれおれ詐欺の被害が目立つようになってから、限度額が下げられたのだ。確かにその理由は分かる。自分も息子からの依頼にはすぐに応じた。これが300万円の依頼ならば、本当の息子か疑ったかもしれない。

125_01