BBCに面白い統計が示されていたので、紹介したい。過去の100年間で世界の人々はかなり身長が高くなったのだ。英語で説明があるのだが、それによれば、一番背が高いのは、オランダ人の男性で、100年前は、169.4cmであったが、現在では、182.5cmだそうだ。韓国の女性は、100年前は、142,2cm であるが、現在では、162,3cmとのこと。女性で一番背が伸びたそうである。この100年間で栄養事情がかなりよくなったことが原因だろう。

https://www.bbc.com/news/amp/science-environment-36888541

ただ、この伸びは、100パーセント、バラ色のことでもないようだ。このサイトの説明に英語で以下のように書かれている。

Tall people tend to have a longer life expectancy, with a reduced risk of heart disease. On the other hand, there is some evidence that they are at greater risk of certain cancers, such as colorectal, postmenopausal breast and ovarian cancers.
“One hypothesis is that growth factors may promote mutated cells,” said another Imperial co-author, Elio Riboli.
 
つまり、背が伸びると、ある種の癌が発生しやすくなる。どうも、細胞の突然変異(癌化)を促すようだ、との説明だ。この文章を読んで先日の私のブログでの記事とも関係するのかと思った。
 
 
とにかく、どんなことでもプラスな面とマイナスの面があるということだ。背が伸びたからと100%喜んではいられないようだ。生物の世界とは不思議なものだ。